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その他の栄養素
ミネラル名 | 欠乏症 | 過剰症 |
カルシウム | 硬直、便秘、関節の腫大、食思不振 | リン、亜鉛、鉄、銅の欠乏を招く。発育遅延、甲状腺機能低下など |
リン | 硬直、便秘、関節の腫大、食思不振 | カルシウム不足を招く。腎損傷の促進 |
カリウム | 食思不振、衰弱、嗜眠、頭部下垂 | 食思不振、衰弱、嗜眠、頭部下垂、また心毒性を示し死亡。 |
ナトリウム | 多尿、発育遅延 | 便秘、食思不振、高血圧、心臓病、腎臓病 |
マグネシウム | 発育遅延、関節の腫大、過敏症、けいれん、軟組織のカルシウム沈着 | 尿石症の原因 |
鉄 | 貧血 | 食思不振 |
亜鉛 | 食思不振、体重減少、発育遅延、被毛の劣化、フケ、精巣発育不全、創傷治癒遅延 | カルシウムや銅の不足 |
銅 | 発育遅延、骨病変、貧血、色素脱失 | 肝硬変、冠不全 |
ヨウ素 | 甲状腺機能低下、甲状腺腫、脱毛、嗜眠 | 甲状腺機能低下、甲状腺腫、脱毛、嗜眠 |
セレン | 白筋病、骨格筋と心筋障害 | 食思不振、嘔吐、運動失調 |
ビタミン&ミネラルの適正と過剰
愛犬の栄養の過不足は、飼い主にとって大切な責任のひとつです。
タンパク質・脂肪・炭水化物・ビタミン・ミネラルが、栄養学的にバランス良く配合されている食べ物を与える必要があります。
栄養学といっても、人間や他の動物ではなく、『犬』の栄養学でなければなりません。
そのフードが、一般的な動物の栄養学を基礎として作られたものか、犬の研究データに基づいて作られたものかを、
きちんと見極める必要があると思います。
一般動物飼料栄養学の応用から、ビタミンやミネラルをはじめサプリメント入りのフードがありますが、フードにカルシウム剤を添加したものを
毎日投与した仔犬群は、添加なしの仔犬群に比べ、あきらかな発育不良、早期骨成長停止、慢性消化器疾患に陥り短命となったと報告されています。
ビタミン・ミネラルに関しては、その含有バランスが狂っただけでも病気を引き起こすことがあります。
よく知られるくる病は、リンとカルシウムのバランスが悪いために起こり、嘔吐や出血を伴う下痢、肝疾患の原因にもなります。
過剰投与の例では、消化酵素の過剰投与によって腸が消化酵素を分泌しなくなります。
ビタミンDの過剰投与によるペットの死亡の報告は多く、これはビタミンDはカルシウムの吸収を促進するのですが、
過剰となった場合は体内にカルシウムが異常蓄積し、胃・肺・心臓にカルシウムが付着して心肺機能劣化により死亡したということだそうです。
手作り食
最近では、添加物等の心配からDRYFOODをやめて、ある種の「手作り食」ブームですが、簡単な栄養の説明でも
これほど勉強しなければなりません。ましてやミネラルや脂溶性ビタミンの摂取方など..
.とても素人が一夜漬けで把握できるわけでもなくましてや実践となると各食材の栄養素や含有率なども
計算して与えなければ意味がないとおもいます。
また、野菜などを与えている人の話を聞くと、野菜はみじん切りでゆでているとか..
.野菜類のセルロースは犬は消化できないのです。まして茹でてしまうと熱に弱い消化酵素が無くなってしまう。
野菜の栄養素を吸収させるにはプロセッサーやミキサーでペースト状にしてかつ生で与える!でないとなんの意味もありません。
添加物が心配で私も生食を与えている頃は、高額な有機野菜を与えていました。いくら人間用食材といっても農薬が使用されていたのでは
本末転倒ですよね。肉や卵も抗生物質を使っていない自然飼育のもののみです。
これだけ食材に気を使ってもやはりバランスが心配..。食材のバランスではなく栄養素のバランス計算です。
現在、生食/手作り食を与えている友人は、ほとんど多種多様のサプリメントを与えてバランスを取っています。
最近のスーパープレミアムと呼ばれるDRYFOODに使用されているのは、人間用食材・無添加というのは当然で、プラス各メーカーさんが
特筆すべき特長をもったものが多いです。(ハーブ入りやコンドロイチン入りなど...)
愛犬の健康を気遣っている方々は食事管理にはたいへんな苦労をされていると思います。
後のページで実践していたRAWFOODについても書いています。
もし、どうしても手作りでないと....という方に何かのお役にたてれば嬉しいです。
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